【お題】イカリングで走馬灯が見えた4才児

こんにちは 端くれです。

はてなブログのお題機能がとても面白そうだったので、初めて書いてみました。

 

 

 

端くれが天国に一番近づいた瞬間は、お惣菜のイカリングを食べたときです。

 

家族で食べ始めた夕食もお開きに、食器はとっくに片付けられ、皆はテレビの前で団らんとしていました。

 

ひとり残った私は副菜のイカリングに夢中。思わずいくつも頬張ってしまいました。

 

口の中で噛み切った輪っかは一本になり、私の喉へまっしぐら。弱冠4才にしてそのときは悟りました。

 

声も発せず、音も鳴らさず手元の飲み物を流し込んでみたり、吐き出すか流し込むかに集中していました。その時はやけに冷静だったのを覚えています。

 

1時間とも思えるような1分(30秒かも)を過ごし、なんとかカムバックしてくれたおかげで大事には至りませんでした。

 

 

刻一刻と迫る危機のなかでも、人は落ち着いて考え事ができるものなんですね。「あー、これ無理なやつだ。ママごめん。」と思ったときに奇跡的に詰まりから解放。

 

その後家族のいるリビングに駆け寄り、「今イカリングに喉詰まらせて、もうだめかと思った」と、笑いながらその団らんへと混ざっていきました。

 

人生4年分の走馬灯フィルムはあまりにも短かったです。たしかお遊戯会でのお芝居の練習風景が浮かんでいた気がします。

 

 

ちなみに今でもイカリングは大好きです。ビールの良きお供。一口で食べないようにだけ、それ以来気をつけています。

 

 

 

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

 

おしまい

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!